気遣い、心遣いができる人になる方法【日常で出来るトレーニング】
周りの人に心遣いが出来てないと言われるけど…
でも周りはそうやって言うだけで
人に対する気の遣い方や心の遣いの方を
具体的に教えてくれるわけではないし、
どんな事に気を付けながら生活すればよいのかも解らない…。
それでは指摘されても
直す方法が分かりませんよね?
他者への気遣いや心遣いというのは、自然に身につくこともありますが、
日常生活でほんの少し意識する部分を変えるだけで、さらに効果的に「気遣い」や「心遣い」を育てていくことができます。
本記事では、
気遣い、心遣いを日常生活で育てる簡単なトレーニングを3パターンご紹介致します。
目次
気遣い、心遣いができる人になる方法
「気遣い、心遣いができる人になる」と一言で言っても…
どういった部分に気を付ければ良いのか?
それが判らないと身につけづらいですよね。
本記事でご紹介するトレーニングは、
「今日の明日に気遣いが出来るようになる!!」
というような即効性のあるものではありません。
少しずつ積み重ねて、
いつの間にか出来るようになっている。
というのが最も大切なことだと筆者は思っています。
ですので決して焦らず、
でも着実に、
そして無理のない範囲で練習してみてください。
気遣いや心遣いは相手の観察から
相手への気遣い、心遣いをスムーズに起こすために
「相手をよく観る」ということをしてみてください。
例えば、普段身近にいる人を観察して
・この人は笑っているから機嫌が良いのかな?
・難しい表情をしているから何か考えているのかな?
・今日は疲れてるのかな?元気なのかな?
というようなことを、相手の表情や動作、振舞いから考えてみるのです。
凄く些細なことですが、
いつも相手をよく観て、相手に考えを巡らすというのは、
『相手への心遣いができる自分』を育てるための効果的なトレーニングになります。
最初は観察をして感じたことを
行動に移したりしないでも大丈夫です。
ただ、自分の中で
「○○さんは今○○だと思っているかな?」
という事に意識を向けるだけで良いです。
このように
相手の観察を積み重ねていくことで
いま何を考えているのかな?
どんな言葉を欲しいと思うのかな?
何をしてほしいと思っているのかな?
など、相手の思考の先を読むことが少しずつ出来るようになってきます。
それはダイレクトに
相手への気遣い、心遣いに関わってきます。
まずは家族、友人、職場の人など
身近な人をよく観察するトレーニングを重ねてみてください。
相手が今、何をして欲しいのかを考える
次のステップです。
「感情面」や「体調面」など、表面的な観察に慣れてきたら…
行動に繋げられる観察に移ってみましょう。
家でも職場でも、友人でも、
どんなシチュエーションでもOKです。
「○○さんは、今○○な状況だから○○をしてあげようかな」
という具合です。
具体的には、
職場の人や友人が荷物を多く持っていたら半分持ってあげる。
食事の際、友人の水が少なければ「ついでに」持ってきてあげる。
気分が落ち込んでいそうだったり、
疲れていそうな人に対して「大丈夫?」などと声をかけてあげる。
などの些細な行動を積み重ねてみてください。
何かをしてあげるというような実際的なアプローチだけでなく…
声をかけるなど、相手の心へのアプローチも大切になってきます。
このような
小さいことの積み重ねが、少しずつ相手への気遣いや、心遣いを育てていくのですね。
自分がされて嬉しい行動が心遣いに繋がる
ここまで相手を観察して、
小さな行動に移すという事をご紹介しましたが…
いざ、行動に移すとなると
気恥ずかしさもあり、本当にそれがあっているのか?
という問題も自分の中で出てきてしまいますので、なかなか実行できないのも事実です。
そこで、
次のステップとして
『自分がしてもらえたら嬉しいことを相手にしていく』というトレーニングをしていきましょう。
「してもらったら嬉しいこと」ってありますよね。
そういった日常での嬉しいシーンを思い浮かべて、ノートに書き出してみてください。
この時に大切なのは、
大袈裟なシーンではなく、些細なシーンを書き出すことです。
良くない例としては、
「誕生日に車をプレゼントされたら嬉しい」
…なんて確かに嬉しいですが大袈裟です。
これでは日常的に誰かにしてあげることは出来ませんよね。
良い例としては、
エレベーターに乗る時、開けて待っててもらえたら嬉しい。
両手がふさがっている時、ドアなどを開けてもらえたら嬉しい。
何かをした時、感謝の言葉を貰えたら嬉しい。
というような些細なことを書き出してください。
何故ならそれらは、
誰かに対して手軽に実践することができますし、大抵の人は心が嬉しくなるはずだからです。
そのような小さなトレーニングの積み重ねが
気遣い、心遣いを育てることに繋がっていくのですね。
こういった些細な行動が自然にできるようになれば
「気恥ずかしさ」はどんどん薄れてきます。
よりランクアップした行動に移していけるようになっていきます。
この記事の最後に
「気遣い、心遣いを身につける」と一言で言っても、
今日の明日で身につけるのはやはり大変です。
筆者は日常の何気ないシーンで
「自分がしてもらって嬉しい行動をする」ことを心掛けています。
不思議なもので、
これを積み重ねると「相手のために」という心が芽生えてくるのですね。
それは「相手への気遣い、心遣い」に直結していきます。
大切なのは、
直ぐに出来るようになろうと焦らない事です。
地道に一歩ずつ、自分の中に積み上げていこうとする心持ちでいてくださいね。
今回のお話は、
『気遣い、心遣いができる人になるトレーニング』というお話でした。
本日も
最後までお読み戴き、
誠に有難うございました。