喧嘩のあとの仲直りの仕方|仲直りの具体的な方法とタイミング
日頃のうっぷんが溜まりに溜まって
つい爆発をさせてしまった。
感情的になって喧嘩をしてしまった、
または、一方的に気持ちをぶつけてしまった…
仲直りしたいけど、
どのようにしたら良いかわからない。
そのようになった経験はありませんか?
怒りをぶつけたは良いけれど、
少し冷静になってみると
その後のフォローの方が難しかったりしますよね。
今回は、
『喧嘩のあとの仲直りの方法』
についてお伝え致します。
目次
喧嘩のあとの仲直りの具体的な方法
喧嘩をした直後は、
お互いに感情が昂っています。
ですので、
まずお互いの気持ちをクールダウンさせることが大切です。
そのためには、
両者が同じ空間に居ない方が良いでしょう。
そこで
冷静になる為に大切な事としまして、
『落ち着くためにその場を一旦離れる』というのが効果的です。
感情的になって怒りをぶつけた際、
多くの場合
更に自分の心にストレスを抱えることになります。
それは自責の念もありますし、
怒りをぶつけたことによって
今まで蓋をしていたネガティブ感情が
一気に湧き上がってくるという理由もあります。
その場合、
相手が居る場で冷静さを取り戻すのは難しいでしょう。
そこで同じ敷地内で大丈夫ですので、
「その場、その相手から一旦離れる」ということをしてみてください。
一時的にでも
視覚的、感覚的に遮断されることによって
次にご紹介する
『冷静さを取り戻す行動』を起こし易くなります。
次の項目から
心を落ち着かせるための効果的な方法を3つご紹介致します。
どれかひとつでも、
自分に合ったものを参考にして戴ければと思います。
心を落ち着かせる為の行動
先程の項目で
『心を落ち着かせるために一旦その場を離れる』
ことが大切とお伝えしました。
かといって、
独りになり映画やテレビを観たり
音楽を聴くなどで気を紛らわそうとしても、
上手く行かなかったりします。
映画を観たり音楽を聴いても
「無心になれない」ところが壁になっているからです。
瞑想なども
心を無にするのに良いとされていますが、
慣れていないとネガティブ感情の方が勝り
思考の中に入り込んできます。
心を落ち着かせる方法として良いのは、
思考や心持ちよりも『行動』が良いとされています。
次の項目から
実際にどのような行動を起こすことで
心を落ち着かせやすくなるか?
それをご紹介致します。
①掃除をして心を落ち着かせる
掃除と言いますのは、
作業と共に
視覚的にも整頓されていきますので、
心を落ち着かせていくための効果的な方法として挙げられます。
身体を動かしながら
「その場を綺麗にする」
という部分に考えが働くため、
ネガティブな考えが入る隙が少なく、
昂った感情を鎮火させやすくなります。
そして
ひとつの場所が綺麗になっていくにつれ、
自身のモヤモヤした気持ちを
少しずつ落ち着かせていくことが出来ます。
②作業に集中して心を落ち着かせる
「集中して作業をする」というのは、
無心になり気持ちを落ち着かせる為の良い方法です。
例えば『何かを作る』というのも、
気持ちを落ち着かせる為に効果があります。
料理、プラモデル、
粘土細工や折り紙など
ご自身が集中できることを見つけてみてください。
他にも
『集中して作業をする』
という部分に焦点を置くなら…
何かを作らずとも
紙に曲線を引き、
その線をはみ出さないように
ハサミで切っていくというのでも良いです。
人はひとつの事に集中すると、
他の思考を薄めることが出来ます。
『集中して作業をする』ことで
ネガティブな思考さえ排除するのが目的です。
③運動をして心を落ち着ける
その場を離れて外へ出られるなら
5分くらいの時間を設けて
速足でウォーキングをするのも
ネガティブ感情を緩和させるのに効果的です。
運動と脳には密接な関係があり、
有酸素運動をすると
「グルココルチコイド」
というホルモンが脳内に分泌されます。
そのホルモンは脳の視床下部にある
『感情調節機能』に作用され、
現在のネガティブな感情を抑え、
同時にポジティブな感情を生起させてくれます。
運動をした時にリズムに乗っていくと
「まだ頑張れそうだ」というような
ポジティブな気持ちになった経験はありませんか?
このようなポジティブな感情も
感情調節機能に対してホルモンが影響してくれているのです。
上記3つは
比較的行動しやすいものですので、
是非、参考にして戴ければ嬉しいです。
こちらから折れる心を持つ
仮に相手に非があって始まったものでも…
仲直りの際は、
『こちらから折れる心を持つ』
ということが関係修復最速の道です。
勿論、自分は悪くなく
相手の態度や言動ででこのような事態になった…
というのも解ります。
ですがそれでも
感情的になってしまったのですから
こちらが大人になって
「さっきはごめんね」
と一言折れる姿勢を持つことで相手の心も救われていきます。
そうなると、
相手もこちらの話に耳を傾けやすくなり、
冷静に話を持っていきやすくなります。
喧嘩のあと仲直りの具体的なステップ
先程の項目で
『仲直りの際はこちらから折れる』
大切さをお伝えしました。
それにより、
相手もこちらの話に耳を傾けやすくなるからです。
そしてここから
話をする際の具体的な順序としましては…
①相手に客観的な事実を伝える
②それに対する自分の気持ちを伝える
③それを踏まえて相手に対する要望を伝える
④話を聞いてくれたことに対する感謝を伝える。
この4ステップを踏んでいきます。
では具体的に見ていきましょう。
①相手に客観的な事実を伝える
相手に仲直りの話を持っていく際、
先程の項目では
最初にこちらから折れて、
相手の心をほぐしておきました。
次のステップでは、
相手に対して「話を聞いて欲しい」旨を伝えます。
そしてお話をする際は、
最初に『客観的な事実』を相手に伝えましょう。
EX.)
忙しい状況を察知していない、
いつも話を上の空で聞かれている、
同じミスを何度も繰り返している、
自分から何も率先しようとしてない…etc.
相手に
「自分はそういう状態だったのか」と、
客観的に理解してもらうことが狙いです。
この時は決して感情的にならず、
事実だけを相手に伝えてください。
「だからあなたは…」など、
相手を否定することをしてはいけません。
端的に事実を伝え、
相手が自分の状況を
客観的に見ることが出来れば
こちらの気持ちを理解、受け入れやすくなります。
②自分の気持ちを伝える
次のステップでは
相手の態度(または状況、状態)に対するこちらの気持ちを伝えます。
EX.)
忙しい状況を察知してくれなくて憤った、
話をいつも上の空で聞かれて寂しい気持ちになった、
同じミスを繰り返されて気持ちに余裕がなくなった、
自分から何も率先してくれず疲れてしまった…etc.
こちらがどういう気持ちだったのかを伝えます。
この時
延々と自分の感情を話すことはせず、
上記例文くらい端的に伝えてください。
短く伝えることにより、
相手に「面倒くさい」などの感情を起こさせませんので、
自分の要望を伝えやすくなります。
③相手に対する要望を伝える
相手に客観的事実を伝え、
自分の気持ちを短く伝えることが出来ましたら…
ステップ3では、
『①と②を踏まえた相手への要望』を提示します。
EX.)
忙しい時は手伝ってと言うから、その時は手を貸してほしい。
話を上の空で聞かれるのは寂しいから、話をする時はキチンと聞いて欲しい。
指摘された事を真摯に受け止めて改善する努力をしてほしい。
少し注意を外に向けて、出来ることをやってほしい…etc.
この時も大切なのは、
『感情的にならない』ことです。
冷静に、落ち着いた声のトーンで
相手に伝えるとより効果的になります。
心持ちとしましては、
「お互いの関係を良くしたい」
「現在の状況をより良くしたい」
というような気持で話をしてみてください。
④感謝の言葉を伝える
ここまで
①相手に客観的な事実
②それに対する自分の気持ちを
③それを踏まえて相手に対する要望
というステップで
相手に話を聞いてもらいました。
①~③までのステップを踏みましたら…
最後は
自分の話を聞いてくれた相手に対して
感謝の気持ちを伝えてください。
こちらから一方的に
感情や要望をぶつけられたら
相手もションボリしてしまいます。
ですので最後には笑顔をもって、
こちらからの感謝の言葉を伝えるのが大切になります。
『話を聞いてくれてありがとう(o^―^o)』
この感謝の言葉が
今後の関係も良好なものにしてくれます。
仲直りまでは時間を置き過ぎない
喧嘩した後、
一方的に感情をぶつけた後など
仲直りを持ちかける際は、
『早ければ早いほど良い』です。
そして尚且つ、
『こちらから仲直りを持ちかける姿勢』
というものが大切です。
相手の出方を待ったり、
明日まで待ってみたり…
というのはお勧めしません。
何故なら、
相手も本当は和解したいけど
こちらの様子を伺っている
という状況が多々あるからです。
そうなってしまうと、
すれ違いから気まずさに発展してしまい
関係修復の機会を逃していくことになってしまいます。
ですので、
早い段階でこちらから
仲直りに向けての話を持っていくことが大切です。
喧嘩のあと仲直りする方法のまとめ
今回のお話は
感情的になって喧嘩した際の
仲直りする方法についてお伝えしました。
喧嘩をする場面では
やはり感情的になってしまいます。
そしてその際は、
両者とも意地を張ってしまい、
なかなか歩み寄れないと思います。
ですがそうなると、
仲直りのタイミングも逃し、
相手との気まずさから
仲直りしたい気持ちとは裏腹に
話を持っていきづらくなり、
心の溝だけが深くなってしまったりもします。
だからこそ、
その場を一旦離れ、
集中できる作業をして
気持ちを落ち着かせることが先決です。
気持ちを落ち着かせれば、
自分の言動、態度などを
客観的に思い返すこともでき、
相手と冷静に話をする自分も作れます。
そして最後に、
仲直りを持ちかけるのには、
『自分から折れること』
『早期解決を目指すこと』
これを大切な心持ちとしてみてください。
仲直りは相手を待たず、
こちらから持っていくのが円満の秘訣ですから…。
本記事が
少しでもお役に立てれば嬉しいです。
今回も
最後までお読み戴き、
誠に有り難う御座いました。